加悦鉄道

1985年4月28・29日

 

 加悦鉄道が無くなる前に客車改造気動車のキハ08に是非とも乗ってみたい見てみたいと思いつつ、訪問は廃止間際になってしまいました。 米原機関区の公開展示を早々に切り上げて、北陸本線の敦賀から小浜線と宮津線を経由して丹後山田駅へ着いたのは28日の夕方でした。当時は1日4往復でしたので駅前からバスで加悦へ向かいました。前日の話はブログをご覧ください。

1985年4月29日


加悦駅から1番列車が出発します。



撮影場所を探して歩いていると折り返しの列車が来ました。


再び丹後山田行を見送ります。

一旦、加悦駅へ戻り列車に乗車しました。

丹後山田駅


丹後山田駅から歩いて加悦行の列車を見送ります。


丹後山田行の最終列車が来ました。


加悦行の(29日の)最終列車を見送りました。加悦鉄道の姿を見るのはこれで最後です。

 最終日前日なので終日キハ08とキハ10の2両編成で動いていました。昨今とは違い、マニアはそれなりに居たにも係わらず殺伐とした記憶も無く、穏やかな印象しか残っていません。ただ少し前の別府では荒れた話も聞きますので地域の差かもしれません。廃線の原因は国鉄貨物扱い廃止の為ながら、訪問時は貨物専用線の存在を知らずに単に動いているキハ08に乗りたいが為に足を向けましたので、甚だ単調な写真しか残っていないのは情けない限りです。08についているお別れマークは現在身近に居る方の製作だった話をJAM後席で聞きました。もしかして、当日居合わせた方も多いのではないでしょうか?


加悦鉄道は1985年4月30日に廃止となりました。

その後、車両は加悦SL広場にて長らく保存されていました。しかし2020年3月31にSL広場は閉鎖されました。

2020年5月1日 記

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